Bài tập
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問題1(5点):
日本では、幼稚園や小学校で「おかしも」と言う言葉を習います。「おかしも」とはどのうような意味でしょうか。「お菓子も」と書いて「肉や野菜だけでなくお菓子も食べましょう。」という意味でしょうか。実は、これは災害(注1)や事故などが起きたときに、安全に避難するための注意を一つにした言葉です。「押さない、駆けない、しゃべらない、戻らない」という四つの言葉のはじめのひらがなを並べたものです。
小学校で一年に何度も行われる避難訓練では、教室を出て校庭に逃げる練習をするのですが、そのとき子どもたちが素早く避難できるように、先生は「おかしもですよ。」と何度も声をかけます。一年に何度も、避難訓練のたびにこの言葉を耳にするので、日本の子どもたちで「おかしも」の意味を知らない子どもはいないほどです。
本当に何かあったときには、この訓練で「おかしも」を身につけたおかげで子どもたちはこわがったりあわてたりせずに冷静に避難できるというわけです。「おかしも」は子どもたちを安全に避難させるために考えられた工夫なのです。
- 災害:地震・台風などの大きな被害が出る出来事
- 駆ける:走る
問1:「おかしも」は何か。
問2:「日本の子どもたちで「おかしも」の意味を知らない子どもはいないほどです。」とあるが、それはなぜか。
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問題2(2点):
人間関係のこと、勉強や仕事のことなど、いろいろなストレスが原因で病気になることは少なくない。ストレスなど全くない生活をしてみたいものだが、なかなかそうはいかない。
どうせストレスから逃げられないのならば、大きなストレスよりも、がまんできるぐらいの小さなストレスのほうがまだいいと思うだろう。しかし、専門家に言わせると、このがまんできるぐらいの小さいのストレスが一番問題なのだという。なぜなら、受けたストレスをがまんできると思うと、人はそれを解決せずそのままにしてしまうからだ。そして、そうしているうちに、心や体をこわしてしまうというのだ。反対に、大きなストレスはつらいものだが、何とかそれを解決しようという力を起こさせ、人が成長するきっかけになることも多いという。
ストレスが心や体をこわす原因になるかどうかは、その大小ではなく、乗り越えようとする気持ちと関係があるようだ。
(岡本裕「一生、薬がいらない体の作り方」)
問1:専門家はストレスについて言っているか。
問2:そうしているうちにとあるが、これは何を指しているのか。
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問題3(3点):
日本語で話し合いをしているとき、なかなか話に入れないことがある。どうしたら 参加できるようになるだろうか。
まずは、だれかが話しているとき、首を縦に振って「うなずく」ことである。1対1の話し合いならうなずいている人でも、多くの人での話し合いでは、何もしないでじっとしていることがある。しかし、これでは、話している人は、不安になってしまう。うなずきは、相手に意見に同意するときだけでなく、同意できないときでも「あなたの話を聞いていますよ。」という合図なので、小さくうなずくだけで話し合いに参加できていることになる。そうすると、話し手は安心して先に進める。うなずくときは、「はい」や「そうですね」と相づちを打ってもいい。
さらに、共感できる(注1)ところで「本当にそうですね」と言うことが大切である。このようにしていると、会話に入りやすくなる。
- 共感:相手の気持ちや意見を自分も同じように感じたり、理解したりする。
問1:そうするととあるが、どのようにすることか。
問2:うなずくことは、どのような役割があるか。
問3:この文章では、どうすれば上手に話を始められると言っているか。
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問題4(5点):
今の子どもは大人になったらどんな仕事をしたいのだろうか。また、なぜその仕事がしたいのだろうか。今年の春、小学校に入学する児童を対象に行われた「将来、就きたい職業」についての調査結果を見てみた。
男子は1位がスポーツ選手、2位は警察官、3位は運転手・運転士。女子はい1位がパン・ケーキ・お菓子屋、2位は花屋、3位は芸能人(注1)・タレントである。男子の「スポーツ選手」は30.1%、女子のパン・ケーキ・お菓子は29.6%。男子も女子も、1位は12年間変わらないそうだ。
一方、親が就かせたい職業を見ると、男子は1位が公務員、2位はスポーツ選手、3位は医師である。女子は1位が看護師、2位は公務員、3位はパン・ケーキ・お菓子屋だる。
- _____________、就きたい職業には親の希望もやや影響していると考えられる。
問1:子どもの職業について、調査結果と違っているものはどれか。
問2:親が就かせたい職業について、結果調査と違っているものはどれか。
問3:①___________ に入る語はどれか。
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問題5(4点):
料理中に電話がかかってきて、話している間に肉や魚が焦げてしまう(注1)。また、勉強しているときに家族に話しかけられ、話が終わったときには、何かを考えていたのか忘れてしまう。これらの現象は「ワーキングメモリ」と言われる記憶に関係しているらしい。
「心と脳の科学」という本によると、脳の記憶には、料理をしていることや勉強で考えたことを、いつでも思い出せる状態で、「保持(注2)」したまま、電話の話や家族の会話など別のことを「処理」する働きがあるそうだ。
「ワーキングメモリ」は、この「保持」と「処理」が同時にうまくできるように働いている。しかし、その「保持」の力には限界があり、この限界を超えると、料理や勉強のことを忘れてしまうということらしい。私も含めてなるほどと思う人は多いと思う。
- 焦げる:焼けすぎて黒くなること。
- 保持:変わらない状態で持っていること。
問1:上の料理と勉強の話で、「ワーキングメモリ」が働いたら具体的にどうなる のか。
問2:「ワーキングメモリ」の説明として正しいのはどれか。
問3:ワーキングメモリ」が関係しているのはどれか。
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問題6(4点):
昨年、家庭などに眠っている使用済みの携帯電話の回収(注1)キャンペーンが、経済産業省によって行われた。なぜ、携帯電話は回収されなければならないのか。それは、携帯電話には豊富な金属資源が含まれているからである。
携帯電話には金、銀、銅のほか、貴重な金属が使われている。このような金属は日本には少ないため、基本的には輸入することになるのだが、使わなくなった携帯電話から取り出してリサイクルすることも可能なのである。つまり、古い携帯電話はごみではなく、資源になるのである。そのため、未回収の携帯電話は「都市鉱山(注2)」と呼ばれている。
日本では今や、一人が一台、携帯電話を持つようになったともいえるが、使わなくなったあとも、カメラや電話帳がわりにとっておく人が多く、回収はなかなか進まない。そこで、今回の回収キャンペーンとなったのである。
- 回収:集めること
- 鉱山:金属を取るための山、場所
問1:携帯電話を回収する理由は何か。
問2:「都市鉱山」と呼ばれる理由は何か。
問3:携帯電話に使われている金属について正しいのはどれか。
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